2013年2月27日水曜日

大学の選考基準にも変化の表れか?


名古屋の自習室、レンタルオフィスのアットスペース管理人の中井でございます。


さて、唐突ですが
今年2013年の国際系学部偏差値ランキング表(国公立大学)をご覧いただきたい。


ここで注目するのは、矢印で表した6位の国際教育大であります。

この大学名はご存知でしたか?
所在地は、東京では無く、秋田に有る大学なんですよ。

最近、マスコミで多く取り上げられているのでご存知の方も多いと思いますが
関連記事が有りますので載せておきます。

6年前開校、秋田の国際教養大学が躍進 入試偏差値、旧7帝大と肩を並べる

たった6年前に開校した大学なのに驚きの偏差値です。
もし民主党政権下だったら開校を却下されていたかもしれません・・・余談。

なぜ、このように偏差値が高く人気があるのでしょうか?
TVで放送されていたのを見た事が有ります。

大学の講義を英語で受けていましたね。
生徒間も英語で楽しく会話していましたね
さらに、少人数のグループでの授業が多く、欧米の大学でような風景でした。

ココを卒業すると、英語でコミュニケーションを取れる国際人としての教養が実につくのかもしれません。
今後の日本企業に絶対に必要とする人材です。
だから、入学するのに偏差値が高いんですね

私の過去の経験から、
日本の大学教育は、
大講義室で教授が大人数に対して一方的に講義するのが主流でした。

私は理系でしたので、
4年生の卒業研究で初めて少人数グループとなり、
個別に問題解決に取り組んだり、研究発表するといった学びも有りました。

しかし、プレゼンテーションスキルやネゴシエーションスキルと言ったコミュニケーション技術は学びませんでした。
そのため、研究内容はともかく
発表技術は中学や高校のレベルでした。

そして、語学の授業も有りましたが、これも講義形式であり中学、高校以上に語学を学べるものではありませんでした。
到底、会話の無理

その結果、会社に就職してからコニュニケーション技法や語学を学ぶという苦労を伴う事となりましたね。


就職した会社が、外資系コンピューター会社だったため、
入社してからのコミュニケーションスキルや英語を学ぶ機会を与えてもらう機会が有りました。

会社の社内教育では、宿泊施設に数日泊り込んで
朝から晩まで
みっちりと、コミュニケーションスキル等をグループで討議し学んでいきます。

が、
プレゼンテーション技法や、ネゴシエーション技法などの基礎となるヒューマンスキルを大学までの教育機関で学ぶ事が有りませんでしたので、
初めは とても辛かった!

初めっから理系で進んできた私、
人前でのプレゼンやコミュニケーションが苦手。
グループ討議や発表の毎日が、ただただ苦痛な物でした。

でも、
人間は経験すると学ぶんですね。
いろいろな技術を、講師やテキストから学ぶと自分でも人前で話せるようになったんです。
時には、英語でプレゼンテーションも出来るようになりました。


社会人として働くためには、
(私がかつて学んだ)大学までの教育ではダメなのです。
その補完として、社会人となって働きながら多くを学ぶ必要が有るのです。

日本が少子化となり、市場を海外にシフトする現代では特に国際化教育とコミュニケーション教育が必須だて感じます。

この外国語コニュニケーションや、ヒューマンスキルと言った技術を大学で学ぶ事が出来る国際教養大学とは素晴らしいではないですか。

私が親として、子供に学ばせたい大学です。
この大学が、秋田県立の公立大学ですよ。

どう考えても、日本の将来のためにも国立大学として主要な大都市に作ってほしい学科ですね。

国際的な仕事に就こうと考えている学生さんには、この大学はお薦めです。